ちぃぽんです♫
今日は三重県は桑名市に鎮座する
「多度大社」を紹介します。
ここは天照大御神の御子神であります
「天津彦根命(アマツヒコネノミコト)」がお祀りされております!
別名「北伊勢大神宮」多度大社とは?
多度大社さんは、事あるごとに寄らせていただく神社で、これまでも幾度となく新たな気付きを授けていただいたり、おみくじを通してアドバイスを頂いたりしています。
古来、神が鎮座する「多度山」は神体山そのもの。
その山の麓に静かにご鎮座されております。
山中に残された数多の磐座や御神石から推測しますと、御創祀は神代に遡ることができるそうで。
社伝によると、5世紀後半、雄略天皇の御代に社殿が造営されたそう・・・
先にも申し上げた通り、御祭神は天津彦根命(天照大御神の御子神)であります。
また、お隣に別宮があるのですが、そこには天目一箇命(天津彦根命の御子神)がお祀りされております。
本宮に行くまで、数々の摂社・末社も見どころ
階段を登るとまず見えてくるのが
「新宮社(しんぐうしゃ)」
御祭神
天津彦根命幸魂 (あまつひこねのみことさきみたま)
天目一箇命幸魂 (あめのまひとつのみことさきみたま)です。
補足でこの「幸魂(さきみたま)」のことを説明しますと、幸魂とは「人を幸せにする神霊」のこと。
優しさや、献身性、人を愛し育てる力を司る御魂です。いわゆる「愛の御魂」ですね!
まずはここでお参りをされることをオススメします❤
次に手水舎、鳥居をくぐり、最初にみえてくるのが「皇子社」
御祭神
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)
天之菩卑能命(あめのほひのみこと)
活津彦根命(いくつひこねのみこと)
熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)
多紀理毘賣命(たきりびめのみこと)
多岐津比賣命(たぎつひめのみこと)
天照大御神と素戔嗚命の誓約の際にお生まれになられた神様達です。
この中にはおりませんが同じく誓約の際にお生まれになられた天津彦根命は多度大社の御祭神。
市寸島比売命は摂社としてお祀りされています。
さらに行くと「招魂社」が見えます。
こちらの御祭神は、西南の役以降の国内外の出征、戦歿された桑名郡市・員弁郡市・四日市市・三重郡・岐阜県下ご出身の御英霊を奉斎されております。
続いて、美しい朱色の摂社
「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」が見えます。
御祭神
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
こちらの神様は、宗像三女神の一柱、多度大社の御祭神である天津彦根命の御妹神にあたります。
社殿は丹塗りも鮮やかな御殿で、古来、耳・鼻・口の病気や女性特有の病に御加護を下さるとの信仰があります。
ここで、神門をくぐります。
此処から先は「神域」となります。
神門をくぐってすぐ左側に「神明社」が鎮座されております。
御祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
伊勢神宮が遠くて行かれない方もここでしっかり参拝できます。
最後に紹介する摂社は「一拳社(ひとこぶしのやしろ)」
こちらは御朱印などをいただける参集殿の横の橋を通った先に鎮座されているので、もしかしたら知らない方もおられるかもしれません。
こんなふうに建物の奥にひっそりと佇んでおられます。
御祭神は「一言主命(ひとことぬしのみこと)」
一言で願いが叶えられるというありがたい神様です✨
その他の摂社・末社はこちら
多度大社本宮・別宮参拝
実はこの日は正月明けてまだ間もない2021年1月8日。
参道には屋台が出ていたし、駐車場も半分以上は埋まっていたので、ゆっくり1:1で神様と対談はできないだろうと思っていたのですが・・・
神門をくぐった時、さっきまで数名いた参拝客がサーーーッと去って行ったのです。
これは・・・チャンス!!
すかさず、誰もいなくなった本宮へ移動し、昨年のお礼と今年もよろしくおねがいしますとご挨拶してまいりました。
御幌(みどばり)がヒラヒラ・・・神様が答えてくださったようで嬉しかったです♫
御祭神の天津彦根命は大きな愛で包み込んでくれるような存在。
エピソードとして、2年くらい前だったかな?・・・すっごく悩んでいたことがあり、無性にこの神様にお会いしたくなり、参拝に行ったことがあるんですね。
ちょうど、参拝客がほとんどいない時間帯で、拜殿前に行くと、そこまで風も強くなかったのに御幌(みどばり)がフワァ~~!!っと全開になったんです。
何も言わなくても分かってくれている!と瞬時に悟った途端、わぁーー!と涙が溢れてきました。
その後に引いたおみくじは「大吉」で「大丈夫」的なことが書かれてあり、安心した気持ちになったのを覚えています❤
その時に悩んでいたことは、ものの数日で解決しました。
本当に優しい神様で、とても居心地の良い場です。
いつまでもココにいたい!と思えるような場所ですね✨
そして、すぐお隣には別宮一目連神社が鎮座されております。
御祭神は、天目一箇命(あめのまひとつのみこと)で天津彦根命の御子神です。
天目一箇神は御父神である天津彦根命と共に、天候を司る神とも仰がれ、古来より伝えられる雨乞祈祷では、御本宮と並び、別宮においても祭典が執り行われています。
こちらの脇に二股にわかれた杉の木があるんですが、ここからもパワーを感じます。
多度大社のご利益
御祭神の天津彦根命は雨乞いや、台風、風神の神様であります。
ですので天候に関する祈願のほか、厄払いや縁結びや交通安全、開運などのご利益も頂戴できます。
一年に一度、買ってるんですが「神氣」と書かれたカードのような札をスマホケースに入れています。
そして「うまくいく守」
こちらは普段遣いのバックにつけています。
多度大社の御札やお守りはこちら
神社と馬の関係とは?白馬伝説
階段を上がった左手にかわいい白馬がいます。
常にいます笑
100円でエサである人参のおやつを与えることができます。
近くによると欲しい欲しいと何度も「おじぎ」をしてくるのが可愛い!
結構、食いしん坊さんですよ~
そんな多度大社には「白馬伝説(しろうま)」というものが存在します。
多度山は昔から神が在わします山と信じられ、人々は、農耕に恵みの雨を乞い、 出生に安産を祈るというように、日々の暮らしの平穏や家族のしあわせを祈り続けてきました。
その願いを神に届ける使者の役割を果たすのが、多度大社に1500年前から棲むといわれる白馬で、古来より神は馬に乗って降臨するといわれるように、神と馬との関係は深く、馬の行動を神意のあらわれと判断するところから、多度大社でもその年の豊作、凶作を占う「上げ馬神事」を毎年5月4日5日の多度祭で行っています。
かつて、多度山の小高い丘の上には、遠くに広がる街並みを見はるかせ、人々の折節の喜怒哀楽を静かに見つめている白馬の姿がとらえられたと聞きます。
天翔る馬には翼を与えたように、その姿を変えて神の懐へと走り去ると、人々の幸せや出会い、喜びを乗せて、再びこの地へ舞降りてくると語り伝えられています。(多度大社HPより)
文面にもありますように多度大社は毎年5月に「上げ馬神事」が行われております。
南北朝時代から行われている神事。馬が上がった数や順番によって、その年の豊凶を占うもの。
残念ながら昨年は中止となりました💦
多度大社の御朱印について
御朱印は参集殿というところで授与できます。
お気づきでしょうか?
御朱印の右下の「馬」の字に注目してください✨
そう、これは馬の字を逆さにした「左馬」
「うま」を逆さから読むと「まう」ですよね!
「まう」という音は、めでたい席で踊る「舞い」連想させるため、左馬は福を招く縁起の良い駒とされているそうです。
また、馬の字の下の部分が財布のきんちゃく似ているため、お金が逃げていかないため、古来より福を招く、商売繁盛、金運上昇、千客万来など富のシンボルとされているようです!
このようなことから、馬にゆかりの深い多度大社では、御朱印に左馬の印が押されています!
初穂料は500円です。
多度大社へのアクセス・駐車場
多度大社〒511-0106
三重県桑名市多度町多度1681番地
TEL:0120-37-5381 /繋がらない場合 0594-48-2037 / FAX:0594-48-5381
駐車場は第一・第二駐車場あり。
この日は正月明けということで200円取られましたが、平日は無料で停めています。
ともに40台ほど停められます。
電車の場合・・・ 名古屋駅から
近鉄 名古屋線
名古屋駅 → 桑名駅 → 養老鉄道 多度駅
JR関西線
名古屋駅 → 桑名駅 → 養老鉄道 多度駅
多度駅から多度大社まではおよそ1・5キロなので徒歩20分ほど。
コミュニティバス・タクシー利用可能
車の場合・・・東名阪自動車道「桑名東IC」より約10分
東名阪自動車道「弥冨IC」より約15分
伊勢湾岸自動車道「湾岸桑名IC」より約20分
国道258号線(大桑道路)の「香取南」信号を大鳥居方面へ。
県道26号線に大鳥居があるのでわかりやすいです。
周辺グルメ だるまうなぎ多度本店
参道へ入る手前にあるうなぎ専門店「だるまうなぎ」さん。
ここがですね・・・
美味いんです!!
開店し、まもなくして入ったので座れましたが、その後平日にも関わらず次から次に来客がありました。
写真はオーダーした「上うなぎ丼(肝吸い付き)」 2950円
他、大うなぎ丼は3550円
小うなぎ丼は2500円です。
(共に税抜価格)
外側が香ばしく、身はふわふわです。
参拝ついでに寄ってみてはいかがでしょうか✨