こんにちは!ちぃぽんです♫
今日は愛知県稲沢市に鎮座されております
尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)
を紹介します。
尾張大國霊神社と言ってもピンと来ないかもしれませんね!
ここは別名「国府宮神社(こうのみや)」と呼ばれている所で
「天下の奇祭!はだか祭り」で有名な神社です。
この国府宮で行われるはだか祭りというのは、一言でいうと
「厄落とし祭り」のことで毎年神により選出されるたった一人の「神男」に触れると厄落としができるとされています。
磐境のある古い歴史を持つ尾張地方総鎮守の神様
御祭神
尾張大國霊神(おわりおおくにたまのかみ)
尾張地方の國霊神(くにたまのかみ)であり、尾張人の祖先がこの地に移住開拓し、その日その日を生きていく糧を生み出す根源である国土の偉大なる霊力を神として敬い、尾張大國霊神としてお祀りしました。農商業守護神、厄除神であります。
手前の白い囲いは、はだか祭が終わると取り払われます。
創祀
創祀は不明。しかし本殿に接する形で磐境(いわさか)と呼ばれる五個の大きな自然石が円形に立ち並んでいることから、とても古い歴史があると想像されます。
磐境(いわさか)とは・・・
最も古い原始的な祭場で、祭りに際して神が君臨する岩石や石を築きめぐらした一定の場所をいいます。
当社がこの地に古くより創始されていたことを物語っております。
奈良時代、国衛(こくが)に隣接して御鎮座していたことから尾張国の総社と定められ、国司自らが祭祀を執り行う神社であったそうです。
残念ながら、この磐境は本殿奥の方にあり、通常は外側から伺うことができないのですが、ご祈祷等で正式参拝されると、拝見することができるようです。
天下の奇祭!儺追神事(はだか祭り)
毎年、旧正月十三日に行われています、はだか祭!
今年(令和3年)は2月24日です。
実は主人が毎年参加しています笑
稲沢市民でなくても男性なら誰でも参加できるとのこと!
もちろん年齢も問わず、赤ちゃんでも参加可能です。
下記は笹奉納に使うもの。
色がゴレンジャー(年齢バレル発言ww)
名前・干支・性別・数え年を書きます。
空白には願い事を書いてもいいですね!
参加するには着替え・準備等をする「宿」が必要なので、稲沢市民にお知り合いがいれば、その方の地区から参加できる可能性はあるとのこと。
もし、お知り合いがいなければ和陽館まで。
JR稲沢駅近くのビジネスホテルです。
はだか祭りって?
この祭りの発祥は、尾張国司が悪疫退散を祈願する厄払いを、尾張大国霊神社(国府宮)で行ったことに始まります。
厄払いの儀式みたいなものですね!
旧暦正月13日、はだか祭りが行われる国府宮参道は、神男(しんおとこ)に触れて厄を落とそうと数千人のはだか男がもみ合います。
因みに「厄年」はこちらを参照にしてみてください。
ちょうど今年が厄年に当たる方は、参拝されてはいかがでしょうか✨
しかし、今年はコロナの影響で「もみ合い」は中止となっております。
はだか祭りについて詳しくはこちら
こちらの儺追殿で神男は祭りまでの三日三晩身を清めるために過ごします。
毛という毛を全て剃るようです。
稲沢市の大きな行事なので、毎年はだか祭りの時は小学校・中学校がおやすみになります。
会社もおやすみになるところがあるようですね!
国府宮さんは参道がすっごく長い!!
通常、私が参拝するときは駐車場からすぐ楼門に入りますので、鳥居をくぐるということがありません。
しかし、この国府宮神社(通称:国府宮さん)は実は参道がすんごく長いのです!!
「悪疫退散」の、のぼり旗がヒラヒラ。
参道はこんなものではありません。
一の鳥居は楼門より約860m南下したところにあります。
そして二の鳥居がこちら
楼門はこの先約340m。
ちょうど、笹の奉納が映ってますね!
参道は縁日や陶器市などのイベントが度々行われています!
正月に参拝に行ったときの写真です。
若干、昨年より屋台が少なく感じましたが楽しめました♫
境内の片隅の摂社(六末社)の場所がすごい!!
はい、来ました笑
私の大好きな場所!!
ここは境内の片隅にあり、地元の人もあまり立ち寄らないため、いつ行っても静かで清らかな空間です。
そもそも、ここにこんな場所があると気づかない人が多いんじゃないかな?
というくらいです。
実際、稲沢市民のお友達もちょくちょく国府宮参拝に行ってるのに知らなかったそうです。
だから本当はこの場所を教えたくない💦笑
でも、神様にブログで紹介しますと約束したのでね!
この機会に訪れる方が増えたらいいなと思っています✨
拝殿・儺追殿の右手奥に鎮座されております。
左より「神明社(天照大御神)」「居森社(素戔嗚命)」
「白山社(菊理姫命)」「三女社(田心姫命・瑞津姫命・市杵島姫命)」
「稲荷社(倉稲魂命)」「司宮神社(猿田彦大神)」
そして一番奥に庁舎(ちょうや)という庁舎神事・夜儺追神事が行われる社があります。
準備中の庁舎を撮影
庁舎神事とは「一宮 真清田神社・二宮 大縣神社・三宮 熱田神宮・総社 尾張大國霊神社」の四柱の神様をお招きし、天下泰平・悪疫退散・五穀豊穣を祈る古式豊かな神事であり、儺追神事の前夜祭にあたる神事です。
夜儺追神事とはお祭り後の真夜中の午前三時、神男に、天下の厄災を搗き込んだとされる土餅を背負わせ、御神宝の大鳴鈴(おおなるすず)や桃と柳の小枝で作られた礫(つぶて)にて追い立てて、境外へ追い出します。追い出された神男は、家路につく途中土餅を捨てます。この土餅を神職の手により埋める事で、世に生じた罪穢悪鬼を土中に還し、国土の平穏を現出するのであります。この神事が儺追神事の本義であり、称徳天皇の御世より現代に至るまで最も神聖視され重要視されています。
めっちゃ大事な儀式やーーん!!
この中は結界がはられていて、本当に本当に神聖な場所なので行かれる方は静かに参拝してほしいのと、自然の力を感じてもらいたいです。
先月、初めて母親をこの場所に連れていきました。
二人で木々を眺めていましたら
ザザーーーーーっ!!
と、大きな音をたて、「歓迎」してくれました。
すかさず母は手を合わせていましたね。
神様も受け入れられる人、そうでない人がハッキリしております。
別宮の紹介
国府宮神社には2社の別宮があります。
大御霊神社(おおみたま)と宗形神社(むなかた)です。
場所は境外ですが、それぞれ徒歩圏内です。
本日は、田心姫命に御用があったので宗形神社へ参拝に行きました。
国府宮神社境内の六末社にも三女社という田心姫命がお祀りされてるお社があるわけですが、ここは田心姫命のみがお祀りされているお社です。
たいがい宗像三女でお祀りされているので、単独は珍しいと思います。
女性らしい優しい氣が流れています。
ここに御用があって訪れたといいましたが、実はお呼ばれされたので伺いました。
お猿さんの神社「清洲山王宮 日吉神社」愛知県清須市 | 千の光で包み込むスピリチュアルブログ (xn--u9j9euc6a8fte7al9865esee.jp)
先日、お伺いした「日吉神社」の摂社散策中に田心姫命より呼ばれた気がしたからです。
なんで呼ばれたのかわからないけど、いつか点と点が結ばれることがあるのかな♫
ワクワクしながら、その日を待とう!!
国府宮グルメ 「にわや」のみたらし団子
楼門のすぐ目の前にそのお店があります。
愛想のいい、おばさまがおりますよ!
みたらし団子は1本100円(税込み)
焼きたてはうまーーい!!
お団子がですね、モッチモチなんです!
行かれた際は是非ご賞味ください!
御朱印・アクセス・駐車場情報
御朱印
ただいま期間限定御朱印がいただけます。
こちらは「重ね重ねの御朱印」で書き置き。
本紙とトレーシングペーパーのような薄い紙がセットで珍しいタイプの御朱印です。
こちらの2枚は別々でもいただけます
(各500円)
ただし、印刷のため直筆ではありません。
参拝日付くらいは書いて欲しいと思いますね。
アクセス・駐車場
〒492-8137
愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号
0587-23-2121 です。
アクセス方法・駐車場についてはこちら
一の鳥居・二の鳥居付近には駐車場はありません。